パリのゴスロリ専門店


Kawaiko.09cropW.jpg  せっかくパリ滞在中なので、噂に聞いていたフランス初のゴスロリ専門店を訪ねた。

 都心部のとある店のショーウインドウに、渋谷の街で見かけるような服を着たマネキン人形が立っている。店の名前は「Kawaiko」。間違いなくここだ。「カワイイ」という言葉は、今や日本のポップカルチャーを象徴する万国共通語だ。

 中に入ると、服や厚底ブーツ、アクセサリーを始め、J−PopのCDやマンガ、グッズなどが所狭しと並ぶ。服を選んでいる20代の女性が2人。メイクや服装からして明らかに、映画にもなった人気マンガ「NANA」に影響を受けている。

 オーナーのコリーヌ・プローゼは、東京のティーンズファッションに憧れて、20年前からちょくちょく日本に来ていたという。昨年6月に店を持ってからは、裏原宿の服装にヒントを得た、彼女自身のブランドも展開しているそうだ。「直輸入の日本ブランドにしか関心がない本格的なファンもいます。でもフランスの日常生活に、日本のゴスロリファッションは過激すぎる。だからフリルやレース飾りを活かしながら、もう少しおとなしいデザインの服を安く提案しています。こうすれば、ごく普通のパリの女子高生も、憧れのスタイルを楽しめるでしょう」。

 フランスのファッション界が日本のストリートファッションにインスパイアされる。これまでとは逆だ。これが時代の流れ?


Posted at 09:27 午前     Read More  

鳶ズボン


tobizubon.04-opt.jpg ファッションっていうのは、面白いところから影響されるモノだ。日本人には思いもよらないモノが海外から来る人々にとっては超クールなのはよくあること。そしてその印象が、いずれハイファッションに導入される。10年以上前だが、知り合いの映画監督が来日した時、面白いことを言っていた。「ねぇ、日本の男子高校生が着ている服はどこで手に入るの?あの襟はたまらなく格好いい。あれをパリに持って帰りたい!」

彼が欲しがったのは学ランだった。専門店に連れて行くと、お店の人は驚きながらも丁寧に対応してくれた(監督は体がでかいのでぴったりサイズを探すのは大変だったが・・・)。彼のようなトレンドリーダーがそういう「レアな服」をパーティーなんかで着ると、欧米のデザイナーもそこから着想を得た新しい服を提案する。実際、ヨーロッパで詰め襟をよく見るようになった気がする。

次に注目すべきアイテムは、建築現場で働いている人々が履いている、あの鳶ズボンだ。アルマーニやディオールが好きなファッションエリートの日本人には縁遠い服だが、あの特徴的なちょっと出っ張っている裾の部分を見て、来日した知り合いが何人も「クール!」と感動していた。欧米のファッションショーに鳶ズボンが現れ、逆輸入される日が近いかも知れない。


Posted at 12:00 午後     Read More  

五本指靴下  


JdJuin2007-opt.jpg 今回は、長年の友人でもある女優のジュリー・ドレフュスと久しぶりに食事に出かけた際のお話。仕事柄、東京とパリを頻繁に往復する彼女。最近、日本から持って帰るおみやげで、もらう人々を最初驚かせるが、結果的にとても喜ばれるものがあるそうだ。

そのおみやげとは?五本指靴下だ。数年前までは、これを履くと人前で靴を脱ぐのがちょっと恥ずかしいと彼女自身も感じていた商品。

それが今や彼女の家族や友人の殆どが五本指靴下のファンになったそうだ。「お父さんも最初は抵抗感があったらしくて、一本一本指を入れるのが面倒くさくてブツブツ言ってたの。でも一時間も履いたら、長時間歩く日は五本指靴下しか履かないとまで言うようになったのよ」と、嬉しそうなジュリー。

ジュリーの妹は自信たっぷりに「パリのおしゃれなブティックに売り込めばヒット間違いなし!」と大絶賛。日本国内ではもともと、水虫対策にきくとしておじさんの間で人気だったそうだが、最近は脚が冷えない、疲れにくい、と評判になり、さまざまな色柄が発売されている。

「でも五本指でさえあれば、どの靴下でもいいと言うわけではないのよ」と、ジュリー。「シンプルな無地の黒いのが一番喜んでもらえるの。子どもっぽい柄の靴下はやっぱりいくら快適でも嫌みたい」

僕も愛用中だが、おみやげには考えなかった。メルシージュリー!





Posted at 04:26 午後     Read More  

ハローキティのコルセット  


CorsetFashion-opt.jpg ハローキティが海外でも大スターであることは、もはや読者の皆さんもご承知の通り。そのキティちゃん人気には二通りあることを、ここで説明したいと思う。

本来のターゲットである女の子向けのキャラクターとして定着しているのは、別にいまさら驚くことではない。香港や上海のデパートなどでも大活躍。キティはすでにディズニー系の子供向けキャラクターと十分対抗できる知名度を備えている。

 だが、キティは子供だけではなく、大人の欧米人女性にも受けている。おしゃれ感覚にうるさい彼女たちは、本来ならば、キャラクターはノーサンキュー! だが、キティちゃんだけが別格だ。ハローキティグッズは日本の若者文化に興味を持っている欧米女性にとって、欠かせないアイテムだ。キーホルダーでもいい、バッグやイヤリングでもOK。セクシーや大人ぽっさだけでマンネリしている欧米ファッションは、遊び心を求めて、日本流の「かわいさ」に目覚めたということだ。

 例えば、昨年の夏、パリ郊外で行われたジャパン・エキスポでは、キティちゃんのコルセットを見つけた。このイベントは、毎年フランス全国の日本ファンが集まるお祭りで、去年は三日間で六万人も動員した。そこでキティちゃんコルセットを試着していた女性に尋ねたところ、ハローキティは日本ファンにとって、「かわいい」の代名詞だそうだ。

 街でキティアイテムを身につけている欧米人女性を見かけたら、さり気なく声をかけてみてください。きっと「日本はクール!」と答えてくれるだろう。








Posted at 03:37 午後     Read More